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人を見下す旦那。その特徴と心理は?性格を変えることはできる?

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最近では「モラルハラスメント」通称"モラハラ"という言葉もだいぶ浸透してきましたが、妻であるあなたを見下すような態度をとってくる旦那というのは困ったものです。 一体他者を見下す旦那の特徴・心理とはどんなものなのでしょうか?そして、そんな旦那さんの性格や態度を変える方法はあるのでしょうか?

人を見下す旦那の特徴とは?

奥さんであるあなたを見下してくる旦那への対処方法を探って行く前に、まずはこのような態度を取る旦那の特徴と、その背景にある原因や心理を知っていきましょう。

プライドが高い人である

プライドが高い人、というのは人を見下す態度を取る人によく見られる特徴の一つです。 プライドが高い人というのは、相手が奥さんや自分の子供であっても、他の誰よりも優位に立っていたいという心理抱いています。 また、少しでもプライドに傷が付くようなことがあると怒りを爆発させることも。なので、他者からの些細な注意や指摘さえも素直に受け入れられないのです。 自分の意見を変える気はありませんし、むしろ正しい自分の意見に従うべきだ、とすら考えています。 そして、自分が悪いと本人もわかっていそうな場面でも「ごめんなさい」と素直に謝ることが出来ません。 最悪のケースではミスや欠点などを注意した相手に対し、過去の小さなことまで掘り返してネチネチと指摘してくることも。 基本的に家族であっても「俺に指図するな」という精神の持ち主なのです。

負けず嫌いでマウントをとりがちな人である

プライドが高いという特徴と似ている負けず嫌いという特徴。双方を併せ持っていることも多いです。 このタイプは数字や自分の価値観などを物差しに物事を「勝ち負け」で判断しがちで、その中で自分の優位性を示したい、と他者のことを見下しがちです。 このタイプについても誰であれ、比較していく中で「自分はこの人よりここが優れている」と思うことが考え方のほとんどを占めています。そのために、たとえ子ども相手でも容赦しない大人気のなさを発揮する姿も。 また、ごく普通の会話をしていたはずなのに、ふとした瞬間に会話の相手を下に見て馬鹿にするような「マウンティング」を取ったり、自慢話が多くなりがちという特徴も持っています。 ただ、裏を返せばこのタイプの人は他者の存在、そして他者と自分を比較していく中でしか、自分のアイデンティティを確立することができないという弱さを持っていると捉えることもできます。 そしてその原因として、旦那さん自身の自信がなさが潜んでいることも。 たとえば職場など外では満たされない自尊心を満たし、自分の心のバランスを取るために、奥さんや子供に、すごい、と言われ、優越感に浸りたいという心を抱えているのかもしれません。

育った環境に要因がある

幼少期の家庭環境が原因で、人を見下すようなタイプに育つ可能性が高まるケースもあります。なお、この育った環境によって生まれるタイプは2種類に分かれます。 まず、ひとつ目は自己愛が強かったり、自分が絶対に正しいと思っているタイプ。 こうした旦那さんの場合ですが、幼少期に両親、特に母親から、周りと比較していかに優秀であるか、と褒めそやされて育っている確率が高いでしょう。 中でも我が子を褒めるにあたってよその子を見下すように比較する両親だった場合、なおさら旦那さんも他者を見下すような人になりやすくなります。蛙の子は蛙といえますね。 次にふたつ目ですが、自己愛が強いタイプとは反対に、どんなに努力してもテストで100点を取れないと両親に認められない、といった厳しい家庭環境で育ってきた人も、人を見下すような大人に育ちやすい傾向にあるようです。 このタイプの場合、結果を出すことが全てという価値観を強く抱いているケースがほとんど。だからこそ、自分と比べた際に結果が出せていない、自分より結果が悪い人は劣っていると感じ、その相手を見下す態度に出てしまうのです。

人を見下す旦那を変える方法とは?

他者を見下すような態度を取るような旦那さん。できればそうした態度は改めて欲しいものです。 ただ、三つ子の魂百までなんていう言葉もあるように、他人の性格を変えることは容易ではありません。 果たして旦那さんの態度を変えることなんて本当にできるのでしょうか?

注意は小出しで行う

人を見下すようなタイプの人は、自分の言動が尊大だと受け取られ、相手を不快にしているということに気付いていないケースがほとんど。 なので、言いたい放題やりたい放題のまま放置してしまうと、旦那さんの態度はますます増長してしまう可能性大です。 ということで、たとえば見下されている、と感じる言い方をされたときにその都度、小出しで注意していく対策はやはりオススメです。 ちょっとでも言い返すと血を見かねない、と心配になる旦那さんなら「その言い方、ちょっと傷つくなぁ(笑)」と冗談めかして言ってみると、多少言いやすくなるかもしれません。

できない・やりたくないことはハッキリと口にする

他者を見下すような旦那は、奥さんが自分の言うことを聞くのは当たり前だとすら思っています。常日頃からあれをしろこれをしろと命令口調で指図してくることも多いでしょう。 そして黙って従い続けていると、やはり旦那さんはどんどん増長し、ゆくゆくはまるで王様と奴隷のような関係性になってしまいかねません。 ですから、"頼み事"をする際の言い方や、"頼み事"の内容そのものに対して従えない・従いたくないと感じたなら、あなたのその意思をハッキリ伝えることが大切です。 傲慢、横暴。少しでもそう感じるなら、放置することは悪手です。 あなたは従者でも奴隷でもなく、旦那さんと対等な1人の人間、そして彼にとっては大切なパートナーのはずなのですから。

あなたが経済的に自立する

奥さんを始め、家族を見下すような旦那さんの多くは、根底に「誰のおかげで飯が食えているんだ」という精神を抱えている可能性が高いです。 稼いで生計を立てている自分が1番偉いのだから、家族は自分に従って当たり前、という態度に出られるのです。 ということは逆に言えば、妻が経済的に自立することは、これまで取って来られた横柄な態度の基盤を揺らがせ、十分に変えさせる要因になり得るのです。 もちろん、これまでほとんど働いていなかったのだとしたらなおのこと、いきなり扶養から抜けられるほど稼げるようになるのは至難の業と感じるかもしれません。 それでも、復職を目指す、資格取得に励む、パートからでも働きはじめてみる。そのように行動に移してみると、あなたの自信にもつながります。そうすれば、旦那さんに対する見方にもいい変化が訪れるかもしれません。

自分を見下してくる旦那に疲れたら

ここまで、人を見下すような態度を取る旦那の特徴や原因・心理、そんな彼を変えるために取ることができる行動について紹介してきました。 とはいえ、どんなに頑張っても、やっぱり旦那と過ごすのが辛い。もはや旦那の態度はモラハラに当たるのではないか。 そう感じるのなら、あなたの心身にとって結婚生活の継続は良くないともいえます。 第三者や専門機関などに相談しながら、離婚という選択肢を検討してみるのも手といえるでしょう。